先輩のお願い

岐阜の大垣日大高校。

春の選抜甲子園、21世紀希望枠での初出場校なのに、頑張ってますね。
と、言っても私は東京の帝京高校を応援してたんですが…（笑）
まぁ、今日負けちゃいましたけどね（苦笑）

選手の皆さん、ベスト４おめでとうございます！
そして、お疲れ様でした！

ところで、大垣日大の投手の名前を聞く度に吹出しそうになってたのは私だけでしょうか…

『ピッチャー、森田君』

うん、すげぇおかしかった（笑）

そういえば、一回戦で、どこの学校だか忘れちゃったんですけど、面白い名前の選手がいましたね。

『森田 一成』

さぁ、名前を前後にひっくり返そうか？（爆笑）

いろんな意味でトキメキました（笑）

では、今日はそんなトキメキをくれた森田繋がりで（笑）


以下の文章は原作者様、出版社様とは一切関係ないものとし、管理人の許可なしに転写する事を禁止します。

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「香～穂ちゃん！」

学校の屋上で香穂子が練習していると、一息つくのを待っていたようで、弓を下ろすと同時に声がかかった。

香穂子に声をかけたのは火原和樹。香穂子よりも一つ年上の高校三年生だ。

「火原先輩！こんにちは。」

実はちょっと香穂ちゃんにお願いがあって…
そう言って頭を掻く和樹に、香穂子は首を傾げてどうしたのか、と尋ねる。

「実は、今度オケ部のメンツで王崎先輩の手伝いでチャリティーコンサートで演奏する事になってたんだけど…
ヴァイオリン担当の子が二人足りなくて…
香穂ちゃんと月森君にお願いしようと思ってるんだけど…引き受けてもらえるかな？」

和樹はぱんっと顔の前で手を合わせる。

「月森君はともかく、私もですか？！
難しい事はできませんよ？！」

「そんな事ないって！香穂ちゃんなら大丈夫！！
それに、俺も香穂ちゃんとやりたいし！！」
「あ…ありがとうございます…」

曲数はどのくらいですか？
香穂子がそう尋ねると、

「香穂ちゃんに手伝ってほしいのは３曲だよ！
モーツァルトの『ディベルティメント』と、前に弾いた事がある『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』、あとハイドンの『五度』。
手伝ってもらえるかな…？」

新しい曲は２曲。時間によってはどうにかなりそうだ。

「コンサートの日取りはいつですか？」

「再来週の日曜日。あと18日だね。」

それだけあればどうにかなる。日曜日はちょうど予定も入っていない。

「わかりました。お引き受けします。」

「本当？！やった！！ありがとう香穂ちゃん！！一緒に頑張ろうね！」

香穂子の手を取って喜ぶ和樹。

「ひ、火原先輩～！」
「あっ、ごめん！
俺ってば、嬉しくてつい…！
本っ当ごめん！！」

事前に音合わせもするんですよね？と、尋ねる香穂子に、和樹は

「うん、本番前の最後の週の月、水、金に王崎先輩に立ち会ってもらって音合わせの予定だよ。
３日のうちで、どこか参加できる日はある？」

「大丈夫ですよ、全部出席できます。」

じゃあ、よろしくね！あ、あとこれが楽譜だから！
香穂ちゃんはバイオリンの１パートをお願い！

そう言って楽譜を渡すと、火原は月森にも頼みに行ってくるから、と言って立ち去って行った。
もちろん、最後に練習頑張ってね、の一言を付け加えて。







（あとがき）
はい、火原編でございました！

曲目に芸がない！芸がないよ…！

あっはっは
…すみません（苦笑）