電波通信。

我が家のミシンは、私の部屋にあります。
でも、別に私のじゃないんです。
私が母の所から拉致って来ました（笑）。
んで、小物を作ったり、服を作ったりしてたんですが、そのせいで今日、雑巾作りを押し付けられました…

うん、面倒臭かった。（笑）

ではでは、今日は志水君です。


以下の文章は原作者様、出版社様とは一切関係ないものとし、管理人の許可なしに転写する事を禁止します。

－－…－－…－－…－－…－－…－－…－－
－－…－－…－－…－－…－－…－－…－－


“ねぇ、聞いた？普通科の日野先輩、オケ部のメンバーとチャリティーコンサートに出るんだって！”

休み時間に教室でうとうとしていた桂一の耳に、クラスメイト達の噂話しが聞こえてきた。

…香穂先輩が…コンサートで、演奏…
…聞きたいな…
いつ、やるのかな…
でも…どうせなら、僕も、一緒に、演奏したいな……



放課後、森の広場で練習をしていた日野香穂子は、視線を感じて振り返った。

「し、志水君？！何してるの？」

「香穂先輩の音を…聞きたくなったので…」

先輩の音を追い掛けて来ました、と桂一は無邪気に微笑んだ。

「香穂先輩…先輩が、チャリティーコンサートで、演奏するって、本当ですか…？」

香穂子が練習を中断してベンチに座ると、桂一も隣に腰を下ろしてきりだした。

「えっ、何で知ってるの？！」

「クラスの、子が、言ってました…」

やだなぁ、誰が言い触らしてるんだろう…天羽さんはまだ聞きに来てないし…
香穂子はぐるぐると考えだしてしまった。

「モーツァルトが、いいです…」

「…え？」

「香穂先輩と、合奏するなら、何がいいかな、って思って…
モーツァルトがいいです…」

それでモーツァルトか。と、香穂子は納得する。
桂一と話していると、時々物凄い勢いで話しが飛躍するのだ。

「モーツァルトかぁ。今度コンサートでも演奏するんだよね、モーツァルト。」

「…火原先輩、ですよね…」

「…は？」

「…あ、それとも、王崎先輩ですか？」

「し…志水君…？」

「一回…火原先輩の所へ聞きに行ってから…」

ぶつぶつ呟きながら立ち上がると、じゃあ失礼しますね、と一言付け加えて桂一は帰って行った。



その後、火原の所にコンサートのメンバーに加えてくれるように頼む桂一の姿があったとか。





（あとがき）
はい、宇宙人と話そう、の巻でした（笑）

うん、話しが噛み合わないようにするって、難しいですね…！

私は学生メンツの中だと、志水君が１番苦手です……