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今日は雨子ちゃんと舞夜ちゃんの三人で、池袋で遊んで来ました！

うん、楽しかった！また遊びに行こうね！

そして、舞夜ちゃん、お土産ありがとうございます！
美味しくいただきますね！！

今日は雨子ちゃんと舞夜ちゃんが好きな柚木編です！


以下の文章は原作者様、出版社様とは一切関係ないものとし、管理人の許可なしに転写する事を禁止します。

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「やぁ日野さん、おはよう。」

柚木梓馬の登校風景は、もはや星奏学院の生徒には見馴れた朝の恒例行事だ。

校門前に堂々と車で乗りつけて、何も言われないのは彼だけだろう。

今日も車のドアが運転手によって開けられ、梓馬が車外に出ると女生徒達（主に音楽科）から黄色い悲鳴が飛び交う。

“柚木様だわ…！”

“今日もなんて麗しいお姿…！！”

そんな状況下において、彼が特定個人、しかも女生徒に声をかけた時の周囲の反応など、火を見るよりも明らかだ。

“ちょっと、何、あの子…！”

“柚木様にお声を掛けていただくなんて、なんて図々しい…！”

今日も今日とて、日野香穂子は、柚木のさりげないいやがらせを受けていた。

ただでさえ普通科からのコンクール参加者、という事で風当たりが強いのに、これ以上余計な恨みを買うなんて堪ったものではない。

「ゆっ、柚木先輩！おはようございます！それじゃあ！！」

なるべく女生徒達の反感を買わないように、最低限の挨拶をすませて香穂子は立ち去ろうとした。
したのだが…

“ちょっと、何、あの子…！”

“柚木様にご挨拶いただいているというのに、なんて失礼な…！”

…結局どう転んでも、柚木に声をかけられた時点で反感を買うのは避けられないらしい。

「僕が声をかけてしまったばっかりに…ごめんね、日野さん。」

えぇ、そうですとも。
貴方がお声をおかけになりやがったせいですとも…！
こんの確信犯め…！

「そんな、柚木先輩のせいなんかじゃありませんよ！」

とりあえず、穏便に事態の収拾を計る香穂子。
だが、

「それならいいんだけど…
そうそう、そう言えば王崎先輩のお手伝いの件、僕もやらせてもらう事になったから、よろしくね。」

…そうは問屋がおろさなかった。

“柚木様とあの子が共演ですって…？！”

“普通科のくせに、なんて図々しい…！”

こ…この人はっ…！

今日も香穂子と柚木の水面下での熾烈な争いは続く……






（あとがき）
星奏学院的、朝の登校風景。
香穂子ちゃんが私に似てしまって、性格が悪い……